1種 BOFC 執念で待望の昇格

おめでとう。

まずは、賛辞を送りたい。
待望の1部昇格を掴み取ったBOFCの勝利への執念は、想像を絶するものだった。
その執念の源は、昨季の屈辱だ。
昨季は、終盤ギリギリまで昇格争いのトップを走りながら、最後の2節はともに引き分け、、、失速だった。
この引き分けで、最終的なBOFCの引き分けは4つになった。黒星は、1つもなかったのに…。
昨季昇格したパルコと2位のゾバには、黒星が1つずつあった。
BOFCには黒星はなかったが、「引き分けは、負けに等しい」と言う言葉だけが、胸に突き刺さった。
結果は3位、屈辱だった。
だから、今季は勝利にこだわった。
「引き分けは負けと同じだ。引き分けるくらいなら華やかに散った方がいい」序盤から白星街道をひた走ったBOFCの最大の山場は、第5節のゾバ戦。両者ともに全勝街道を突き進んでいた。
ドラマティックなステージが整えられた最大の一戦は、因縁の戦いであり、意地のぶつかり合いであり、プライドをかけた一戦だった。
そして、BOFCはゾバから勝利をもぎ取る。
その後、1つの黒星を挟んだが最後まで勝利にこだわり、6勝1分け1敗という成績で、1部への昇格を手に入れた。
1つの黒星は、全力で挑んで散っただけ。
だが、1つの引き分けは、来季へ残した宿題だ。
勝利への執念を示してくれたBOFCに、「おめでとう」の言葉を送りたい。

ありがとう。

次に、感謝を述べたい。
BOFCの2部在籍期間は長かった。
だが、決してクサることなく、ひたすら機が熟すのを待っていた。
その機は、自分たちの気付かないところで静かにやって来ていた。
いや、自分たちで、着実に手繰り寄せていたのだろう。
この2年間の集中力は、目を見張るものがあった。
並のチームであれば、昨季の昇格を逃した時点で、その集中力はプツンと切れていてもおかしくないはずだ。
だが、激戦の歴史とともに積み上げられてきたBOFCの集中力は、昨季の屈辱程度ではビクともしないほど、崇高なものになっていたのである。
継続することの確かさ、あきらめないことの素晴らしさを教えてくれたBOFCに、「ありがとう」の言葉を送りたい。

お疲れさま。

「いまはゆっくり休んでください」という気持ちを込めて…。

BOFCは来季、1部でどんな戦いを繰り広げるのだろう。
一番の楽しみだ!