今年で16回目を迎えた渋谷区に伊豆諸島より各島のサッカー愛好家を招待して行われている渋谷区・伊豆諸島親善サッカー大会が2月17日(日)に西原の渋谷区スポーツセンターで行われました。
青ヶ島、大島、神津VFC、FC神津、八丈島、三宅島、渋谷ユナイテッド、ミュンヘン渋谷の8チームが旧友との再会による和気藹々ムードの中にも、それぞれ地元のプライドを掛けた真剣勝負を繰り広げる姿は渋谷スポーツ界の冬の風物詩の一つと言える。
そして今年は大島がドラマチックな決勝戦を制して歓喜の初優勝を飾り、新たな歴史に名を刻んだ。
毎年、開会式には渋谷区や伊豆諸島にゆかりの来賓の方が駆けつけてくださり、選手への激励が行われる。
そして選手宣誓に続いていよいよ試合が開始された。
予選リーグは4チームづつに分けて8人制で行われ、その結果リーグの同順位同士が順位決定戦を行う方式。
その中でAコートを1位で勝ち上がったのは渋谷区社会人代表チームのミュンヘン渋谷。ここ数年は優勝から遠ざかっているため、今年はタイトルを奪還したいと意気込む。対するBコートを勝ち上がったのはこれまで優勝の経験が無い大島だ。ただし、大島は都民大会にもチームを派遣しており、常日頃から鍛錬を積み重ねていてチームとしての纏まりがある。
実力的には互角の2チームによる決勝はまれに見る接戦の好ゲームとなった。両チームとも攻撃の切り替えが速く、ピッチを広く使ったサッカーを展開する。スコアレス状態が続き、ピッチ上では脚を攣る選手も出てくる消耗戦となってきた終盤。誰もがPK戦が頭をよぎった試合終了前、最後までスピードが落ちなかった大島の31番が右サイドを切り裂き、試合を決めた。まさに圧巻のゴールだった。
おめでとう大島イレブン!
素晴らしいプレー見せてくれた参加全チームの皆さん、また来年お会いしましょう!!
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